「写譜」
未だ印刷技術が発明されて間もない17世紀後半頃、新しい曲を勉強するためには自らの手で、楽譜を書き写さなくてはいけませんでした。かのJ.S.バッハも月明かりの中フレスコバルディのオルガン作品などを写譜したと言われています。
時代は上ってベートーヴェンの時代でも、当時の主要なジャンルであった弦楽四重奏の作品なども、スコアはなくパート譜のみだったそうで、ベートーヴェンはモーツァルトやハイドンの弦楽四重奏曲のパート譜からスコアを起こし、その作品を研究したと言われています。
という立派な前置きをしましたが‥
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ムジカーサのレッスンでは、こういったシンプルな指のトレーニング曲などは、写真を撮っていって頂いて、自分で楽譜を書いて弾いてくる、という事を取り入れています。
普段何気に見ている楽譜けれど、書き出しの順序(調号→拍子記号)の再確認、フレーズ毎に段落を変えるとより見易いとか、音価で視覚的にリズムが見えるためのスペーシングだとか、松葉クレッシェンドの長さ、幅等々、作曲者はしっかり意図して書いてという事、書いてみると本当に色々な事が分かります。
やはり学ぶべきは先人の知恵。こどもたちも、自作の楽譜を見て弾くのは作曲者の気分で、ちょっと楽しそう♪
写譜、おススメです☺️
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